結婚式の準備を始めると、想像以上にたくさんの「デザイン」を決める場面があります。
招待状、席札、プロフィールブック、ウェルカムボード、装花、テーブルコーディネート、ウェディングケーキ……。

SNSやPinterestを見れば、
「これもかわいい!」
「こんな雰囲気も素敵」
「こっちのデザインも捨てがたい…」
と、どんどん候補が増えてしまうこともあるでしょう。
最初は楽しかったはずのデザイン選びが、いつの間にか
「何が自分たちらしいのか分からない」
「全部かわいく見えて決められない」
「バラバラな結婚式にならないか心配」
という悩みに変わってしまうことも珍しくありません。
ですが、結婚式のデザインは「一番おしゃれなもの」を探す必要はありません。
大切なのは、ふたりが好きだと思える雰囲気を見つけ、結婚式全体につながりを持たせることです。
この記事では、結婚式のデザイン選びで迷っている方へ、好みを整理する方法や統一感を出すポイント、迷ったときの決め方をご紹介します。
結婚式のデザイン選びで迷ってしまう理由
まずは、なぜ結婚式のデザインをなかなか決められなくなってしまうのか、その理由を整理してみましょう。
SNSを見るほど選択肢が増えてしまう
InstagramやPinterest、TikTokなどでは、毎日のように素敵な結婚式の写真を見ることができます。
ナチュラルウェディングもかわいい。
韓国風ウェディングもおしゃれ。
アンティークな雰囲気も素敵。
海外ウェディングのようなシンプルなコーディネートも気になる。
たくさんのデザインを見ることができるのは便利ですが、情報が増えすぎると、かえって自分の好みが分からなくなることがあります。
特に、
「これも好き」
「こっちもかわいい」
と好きなものをすべて取り入れようとすると、結婚式全体の方向性が決まりにくくなります。
アイテムごとにデザインを考えている
招待状はこれ。
席札はこれ。
ウェルカムボードはこれ。
装花はこれ。
というように、それぞれのアイテムを単体で選んでいると、ひとつひとつは素敵でも、並べたときに統一感がなくなってしまうことがあります。
結婚式のデザインでは、アイテム単体のかわいさだけでなく、会場全体で見たときのバランスを考えることが大切です。

「正解」を探そうとしている
結婚式は人生の中でも特別なイベントだからこそ、
「絶対に失敗したくない」
「後悔したくない」
「もっと良いデザインがあるかもしれない」
と思ってしまいやすいものです。
ですが、結婚式のデザインに絶対的な正解はありません。
流行しているデザインだから正解というわけでも、珍しいデザインだから素敵というわけでもありません。
ふたりが「これが好き」と思えることが、一番大切です。
まずは「好きなデザイン」を集めよう
デザイン選びに迷ったときは、いきなりひとつに決めようとせず、まずは好きなものを集めてみましょう。
Instagramの保存機能やPinterest、スマートフォンのアルバムなどを使って、
- 結婚式場
- テーブルコーディネート
- 装花
- ドレス
- 席札
- 招待状
- プロフィールブック
- ウェルカムスペース
- ウェディングケーキ
など、気になった写真をどんどん保存します。
この段階では、
「統一感があるかな?」
「このデザインを実際に使えるかな?」
と考えなくても大丈夫です。
まずは純粋に、自分が好きだと思ったものを集めることがポイントです。
集めた写真の「共通点」を探してみる
ある程度写真が集まったら、並べて見てみましょう。
すると、
「アイボリー系が多い」
「淡いピンクが好きみたい」
「お花よりリボンを使ったデザインが多い」
「シンプルだけど少しアンティークなものが好き」
など、自分でも気づかなかった共通点が見えてくることがあります。
ここで見るポイントは、主に次のような部分です。
色
まず分かりやすいのが色です。
例えば、
アイボリー・ベージュ・ブラウンなら、ナチュラルで落ち着いた印象。
ホワイト・シルバー・グレーなら、洗練された上品な印象。
ピンク・ベージュ・ゴールドなら、大人かわいい印象。
グリーン・ホワイトなら、爽やかでナチュラルな印象。
というように、使用する色によって結婚式全体の雰囲気は大きく変わります。
素材
デザインは色だけでなく、素材によっても印象が変わります。
例えば、
- リボン
- レース
- パール
- ゴールド
- 木
- クラフト紙
- トレーシングペーパー
- シーリングスタンプ
- ドライフラワー
など。
好きな写真の中に同じ素材が多く登場していないか確認してみましょう。
モチーフ
結婚式全体に取り入れたいモチーフを決める方法もあります。
例えば、
- リボン
- 花
- パール
- ハート
- 星
- 月
- 蝶
- 鳥
- アーチ
- アンティークフレーム
などです。
同じモチーフを席札、ウェルカムボード、プロフィールブックなどに少しずつ取り入れるだけでも、結婚式全体に統一感が生まれます。
結婚式の「テーマ」を一言で決めてみる
デザイン選びに迷ったときは、結婚式のテーマを一言で表してみるのもおすすめです。
例えば、
「大人かわいいアンティークウェディング」
「自然体で過ごすナチュラルウェディング」
「シンプルで上品なホテルウェディング」
「海外のお庭のようなガーデンウェディング」
など。
テーマが決まっていると、新しいデザインを見つけたときにも、
「かわいいけれど、今回のテーマとは少し違うかも」
と判断しやすくなります。
すべてのかわいいものを取り入れるのではなく、テーマに合うものを選ぶという基準を持つことが、迷いを減らすポイントです。
メインカラーは3色程度にするとまとまりやすい
結婚式全体の色を決めるときは、使うカラーを3色程度に絞ると統一感を出しやすくなります。
例えば、
アイボリー × グレージュ × ゴールド
なら、上品でクラシカルな雰囲気。

ホワイト × グリーン × ベージュ
なら、ナチュラルで爽やかな雰囲気。

アイボリー × くすみピンク × ブラウン
なら、大人かわいい雰囲気になります。

もちろん、すべてを完全に同じ色にする必要はありません。
「結婚式の中で繰り返し登場する色」を決めておくだけでも十分です。
ペーパーアイテム、装花、リボン、テーブルクロスなどに共通する色があると、自然とまとまりが生まれます。
会場の雰囲気から考えるのもおすすめ
自分の好きなデザインだけで決めるのが難しい場合は、結婚式場の内装から考えてみましょう。
例えば、クラシカルなホテルなら、
- アンティーク
- ゴールド
- アイボリー
- ボルドー
- ネイビー
などが馴染みやすいでしょう。
木や植物が多い会場なら、
- ホワイト
- グリーン
- ベージュ
- ブラウン
などのナチュラルカラーが合わせやすくなります。
海が見える会場なら、
- ホワイト
- ブルー
- シルバー
- クリア素材
なども素敵です。
会場そのものも結婚式のデザインの一部です。
「好きなデザイン」と「会場の雰囲気」の両方を考えると、より統一感のある空間をつくることができます。
ドレスからデザインを考える方法もある
すでにウェディングドレスやカラードレスが決まっているなら、衣装からデザインを考えるのもおすすめです。
例えば、レースをたくさん使ったクラシカルなドレスなら、ペーパーアイテムにも繊細な装飾やアンティークモチーフを取り入れる。
シンプルなサテンドレスなら、余白を活かしたミニマルなデザインにする。
カラードレスの色を、装花や席札のリボンなどに少し取り入れる。
このように衣装と会場装飾をつなげることで、写真に残ったときにも世界観がまとまりやすくなります。
ペーパーアイテムは統一すると一気にまとまる
結婚式で統一感を出しやすいのが、ペーパーアイテムです。
例えば、
- 招待状
- 席札
- メニュー表
- 席次表
- プロフィールブック
- エスコートカード
- ウェルカムボード
など。

すべて同じデザインにする必要はありませんが、
フォント・カラー・モチーフ・イラスト
などを共通させると、シリーズのような統一感が生まれます。
例えば、
席札には小さなリボン。
プロフィールブックにも同じリボン。
ウェルカムボードにも同じリボン。
というように、ひとつのモチーフを繰り返すだけでも十分です。
「かわいい」だけでなく実用性も考える
デザインを決めるときは、見た目だけでなく使いやすさも大切です。
例えば席札なら、
「名前が読みやすいか」
プロフィールブックなら、
「文字が小さすぎないか」
席次表なら、
「自分の席を見つけやすいか」
ウェルカムボードなら、
「会場のどこに置くのか」
なども考えてみましょう。
結婚式のアイテムは、作品として眺めるだけではなく、実際にゲストが手に取ったり見るものです。
おしゃれさと分かりやすさの両方を意識することが大切です。
迷ったら「好きな方」を選んで大丈夫
最終候補が2つまで絞れたのに、そこから決められない。
そんなこともあるでしょう。
その場合は、
「どちらがおしゃれか」
ではなく、
「どちらを見たときに自分がワクワクするか」
で決めてみるのもおすすめです。
数年後に結婚式の写真を見返したとき、
「このデザイン流行っていたな」
よりも、
「これ、本当に好きだったな」
と思える方が、きっと素敵な思い出になります。
SNSを見すぎないことも大切
デザインがある程度決まったら、一度SNSで情報収集するのをやめるのもひとつの方法です。
結婚式直前までSNSを見続けていると、
「こっちの方がかわいかったかも」
「今から変更した方がいいかな」
と、新しいデザインを見るたびに迷ってしまいます。
結婚式のアイデアは無限にあります。
だからこそ、ある程度方向性が決まったら、
「これが私たちの結婚式」
と決めることも大切です。
デザイン選びに迷ったらプロに相談するのもひとつ
自分だけでは好きなものをまとめられない場合は、ウェディングプランナーやフローリスト、デザイナーなどに相談する方法もあります。
「こんな感じが好きです」
と保存した写真をいくつか見せるだけでも、
「この色が共通していますね」
「こういうテイストがお好きだと思います」
と、客観的に整理してもらえることがあります。
特にペーパーアイテムやウェルカムスペースなど複数のアイテムを制作する場合は、最初に世界観を決めておくことで、全体のデザインをまとめやすくなります。
まとめ|デザインは「一番おしゃれ」より「一番好き」で選ぼう
結婚式のデザインを選んでいると、SNSには素敵なアイデアが次々と出てくるため、迷ってしまうのは自然なことです。
ですが、すべてのトレンドやアイデアを取り入れる必要はありません。
まずは好きな写真を集めて、
色・素材・モチーフ・雰囲気の共通点
を探してみましょう。
そして、
テーマを決める
↓
メインカラーを決める
↓
モチーフを決める
↓
会場・衣装・ペーパーアイテムにつなげる
という順番で考えていくと、結婚式全体に統一感を持たせやすくなります。
何より大切なのは、
「誰かのおしゃれな結婚式」をつくるのではなく、「ふたりが好きな結婚式」をつくること。
流行しているかどうかだけではなく、ふたりが心から好きだと思えるものを選んでみてください。
その積み重ねが、きっとふたりらしい結婚式につながります。

